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JR西日本などは、滋賀県内の鉄道・バス・観光施設をまとめて利用できる「鉄道版ビワイチパス(QR)」を発売する。価格は大人1人3,500円(税込)で、指定した利用開始日から連続する2日間有効。利用期間は2026年10月1日から2027年3月31日までで、購入は「KANSAI MaaS」限定となる。駅の券売機やみどりの窓口では購入できないため、利用予定がある場合は事前にJR西日本の「鉄道版ビワイチパス(QR)」商品情報で条件を確認しておきたい。
この記事でわかること
- 鉄道版ビワイチパス(QR)の発売期間・利用期間・3,500円の価格条件
- JR線、近江鉄道、バス、ロープウェーなどセットになる8項目の内容
- KANSAI MaaSでの購入方法、QR乗車、変更・払い戻し時の注意点

鉄道版ビワイチパス(QR)は大人3,500円で連続2日間有効
「鉄道版ビワイチパス(QR)」は、JR西日本、京阪電車、近江鉄道、湖国バス、信楽高原鐵道、長浜米原観光協会が連携して設定する滋賀周遊向けの商品である。発売期間は2026年9月1日から2027年3月30日まで。利用日の1か月前の10時から利用開始日当日まで購入できる。利用期間は2026年10月1日から2027年3月31日までで、指定した利用開始日から連続する2日間有効となる。ただし、2027年3月31日を利用開始日に設定することはできない。価格は大人3,500円(税込)で、「こども」の設定はない。1枚につき1人のみ有効で、家族旅行などで複数人が使う場合は人数分のチケットが必要となる。
発売期間・利用期間・価格の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 鉄道版ビワイチパス(QR) |
| 発売期間 | 2026年9月1日~2027年3月30日 |
| 購入可能時期 | 利用日の1か月前の10時~利用開始日当日(発売期間内) |
| 利用期間 | 2026年10月1日~2027年3月31日 |
| 有効期間 | 指定した利用開始日から連続2日間 |
| 価格 | 大人3,500円(税込) |
| こども用 | 設定なし |
| 発売箇所 | KANSAI MaaSのみ(アプリ・WEB) |
| 支払方法 | クレジットカード |
| 駅での発売 | 券売機・みどりの窓口ともに発売なし |
セット内容は8項目、JR線に加えて私鉄・バス・観光施設も対象
- JR線自由周遊区間:普通列車(新快速・快速を含む)の普通車自由席を利用できる。今回のリニューアルでは、草津線の貴生川~油日駅間が新たに対象へ加わる。
- 近江鉄道線全線2日フリー乗車券:近江鉄道線全線を有効期間内に利用できる。
- 八幡山ロープウェー1往復券:往路・復路それぞれ専用チケットを使い、利用当日に1往復できる。
- 近江バス2日フリー乗車券:長命寺線・八幡市内線の全線、船木線の近江八幡駅~公園前、江頭線の近江八幡駅~土田口が対象となる。
- 湖国バス2日フリー乗車券:長浜市内循環線、浅井線、高山線、木之本田村線、金居原線、深坂線の全線に加え、近江長岡線の長浜駅~坂下、伊吹登山口線の長浜駅~今荘橋が対象となる。
- 京阪電車 大津線「湖都古都1日乗車券」:引換駅でKANSAI MaaSのチケット画面を提示して引き換え、引換日当日に利用する。
- 信楽高原鐵道 貴生川~信楽1往復券:貴生川→信楽、信楽→貴生川でそれぞれ専用チケットを使用する。
- 長浜おでかけパスポート:長浜駅観光案内所でカード版へ引き換える。長浜市内12観光施設へ各1回入場でき、約40か所の店舗・施設で割引やギフト進呈などの特典も受けられる。引換日と翌日の2日間有効である。
JR線はQRで乗車、スクリーンショットや印刷画面は使えない
JR線自由周遊区間では、KANSAI MaaSのチケット画面からQRコードを表示し、QRコード対応改札機にかざして乗車する。スマートフォンのスクリーンショットやチケット画面を印刷したものでは利用できない。QRコード対応改札機がない駅では、改札口付近に掲示されたQRコードをスマートフォンで読み取り、駅係員へチケット画面を提示して入出場する。利用時にはインターネットへ接続できるカメラ機能付きスマートフォンなどが必要で、フィーチャーフォンは利用できない。新幹線乗換改札口も利用できないため、新幹線を組み込む移動では経路を分けて考える必要がある。
JR線自由周遊区間内では普通列車の普通車自由席が基本となる。特急列車や普通列車の普通車指定席を利用する場合は別途料金券が必要で、自由周遊区間内相互発着に限ってチケットレスタイプの料金券との併用が可能である。一方、自由周遊区間外とまたがって乗車する場合は、全乗車区間の乗車券が別に必要となる。エリア外へそのまま乗り越す前提では使えない点に注意したい。
KANSAI MaaSで購入、最大4枚まで同時購入して分配できる
購入はKANSAI MaaS限定で、会員登録とクレジットカード決済が必要となる。JR西日本の「e5489」や駅のみどりの窓口では発売しない。複数人分をまとめて購入する場合は一度に4枚まで購入でき、購入後にチケットを第三者へ分配できる。ただし、分配を受ける側もKANSAI MaaSの会員登録が必要で、分配URLの発行から24時間以内に受け取り処理を行う必要がある。24時間を過ぎるとURLは無効となり、購入者による再発行が必要になる。
日付や人数の変更は、未使用で利用日当日までの間にKANSAI MaaS上で行う。複数枚を購入して分配している場合は、購入者が同時購入した全枚数分が未使用であることが条件であり、分配済みチケットをいったん購入者へ戻したうえで全枚数を一括操作する必要がある。グループ旅行では、1人だけ先に利用開始してしまうと変更できなくなるため、予定が固まってから利用開始操作を行う方が安全である。
払い戻しは未使用なら220円手数料、利用開始後は不可
払い戻しは、未使用で有効期間開始日前または有効期間内に限り、発売額から220円の手数料を差し引いてKANSAI MaaS上で行える。分配を行ったチケットがある場合は、同時購入した全枚数分が未使用であることが必要で、購入者の手元へ全枚数を戻してから一括で手続きする。利用開始後の払い戻しはできず、運行不能や遅延が発生した場合も払い戻しの対象外となる。
また、スマートフォンの故障、充電切れ、通信状態の不安定さなどでチケット画面を表示できない場合も利用できず、そのことを理由とする払い戻しは行われない。端末を紛失した場合もきっぷの再発行はない。QR乗車が前提の商品なので、当日は端末の充電と通信手段を確保しておきたい。セットに含まれる交通機関の運休や観光施設の休業についても、セット部分だけを切り分けた払い戻しは行われないため、出発前に各施設の営業・運行状況を確認する必要がある。
期間限定特典も付く
交通・観光セットに加えて、期間限定の特典も用意される。「豊臣兄弟! 北近江長浜 大河ドラマ館」と「義と絆館」は2026年10月1日から12月20日まで入場券割引券を利用できる。びわ湖バレイでは、2026年10月1日から11月23日までと、2026年12月18日から2027年3月22日まで、チケット売場で画面を提示するとオリジナルマグネットが進呈される。竹生島クルーズは長浜港・今津港を対象とする割引券がセットに含まれる。特典ごとに提供期間や利用方法が異なるため、2日間の旅程を組む際は乗車区間だけでなく、使いたい特典の営業日・提供期間も合わせて確認しておきたい。
公式情報
発売概要はJR西日本のニュースリリース、購入・利用条件や変更・払い戻しの詳細はJRおでかけネット「鉄道版ビワイチパス(QR)」で確認できる。購入にはKANSAI MaaSの会員登録とクレジットカードが必要である。
まとめ
「鉄道版ビワイチパス(QR)」は、大人3,500円で2026年10月1日から2027年3月31日までの指定した連続2日間に利用できる滋賀周遊向けパスである。JR線自由周遊区間、近江鉄道、近江・湖国バス、八幡山ロープウェー、京阪大津線、信楽高原鐵道、長浜おでかけパスポートを組み合わせて利用でき、今回の設定では草津線の貴生川~油日も対象に加わる。購入はKANSAI MaaS限定で、QR表示ができるスマートフォンが必要。未使用時の払い戻しには220円の手数料がかかり、利用開始後は払い戻しできないため、利用日と旅程を確定してから使い始めたい。
