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2025年10月版|JQ CARDおでかけネットパス徹底解説:2日間乗り放題の価格・購入条件・注意点

JR九州が期間限定で販売する「JQ CARDおでかけネットパス」は、九州新幹線・西九州新幹線を含むJR九州線の普通車自由席が連続2日間乗り放題となる周遊パスである。北部九州版と全九州版の2種を設定し、購入はJQ CARD決済限定でネット専用、前日まで購入可という運用が取られている。旅程の柔軟性と総移動距離が長いほど費用対効果が高まる設計だ。

この記事でわかること

  • 発売期間・利用期間・除外日の正確なカレンダー情報(2025年10月1日〜2026年3月31日、除外:12月28日〜1月6日)
  • 北部九州版/全九州版の価格・有効期間・対象エリアの差と活用モデル
  • 購入条件(JQ CARD決済必須、同時予約上限7名等)と受取・変更・払いもどしの実務上の注意点

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概要と販売スケジュール

名称は「JQ CARDおでかけネットパス」。利用期間は2025年10月1日〜2026年3月31日、発売期間は2025年9月1日〜2026年3月29日とされ、年末年始の12月28日〜1月6日は利用除外日に設定される。前日までのネット限定販売で、JQ CARD会員がJR九州インターネット列車予約で予約・決済する方式だ。紙券受取前提のためスマホ画面提示のみでは乗車不可となる。

券種と価格・有効期間

券種おねだん(大人/小児)有効期間主な対象
北部九州版11,300円 / 5,650円連続2日間九州新幹線(博多〜熊本)・西九州新幹線全線+豊肥本線以北など
全九州版22,800円 / 11,400円連続2日間九州新幹線全線・西九州新幹線全線を含むJR九州全線

購入・受取・乗車までの手順

  1. JR九州インターネット列車予約で利用開始日を指定し、JQ CARDで決済する(同時予約は大人・こどもあわせて最大7名まで)
  2. 利用開始前にみどりの窓口または指定席券売機で必ず紙のきっぷを受け取る(受取に使用したJQ CARDが必要)
  3. 連続2日間、対象エリア内の新幹線・特急・普通・快速の「普通車自由席」に乗り降り自由(指定席・グリーンは別料金)

対象エリアと使い方の勘所

北部九州版は博多〜熊本の九州新幹線区間と西九州新幹線全線に加え、豊肥本線以北などのJR九州主要エリアをカバーする。全九州版は九州新幹線全線と西九州新幹線全線を含むJR九州全線(日田彦山線BRT含む)が範囲だ。山陽新幹線(博多〜小倉)および博多南線は対象外で、地下鉄や他社線は別途運賃が必要となる点を押さえるべきだ。

変更・払いもどしの取扱い

受取前の変更は利用開始日前まで1回に限りオンラインで可能。受取後は使用開始前かつ期間内に限り、みどりの窓口で1回の変更に対応する。払いもどしは受取前なら有効開始日までオンライン可、受取後は未使用かつ期間内に限り窓口で対応し、いずれも手数料は440円である。旅行開始後は変更・払いもどし不可と明記されるため、行程の確定度合いに応じた購入が合理的だ。

購入資格と「利用者」の範囲

発売条件は「JQ CARD会員」かつ「JR九州Web会員」で、予約・決済はJQ CARD限定である。一方で、会員本人が購入したきっぷを非会員が「使用」すること自体は認められており、家族や同行者用にまとめて手配できる。購入〜受取に使用したカードの提示が払いもどし時などで必要となるため、代表者の管理体制を明確にしておくのが実務的だ。

想定シナリオ別の費用対効果

北部九州版は福岡市内を起点に長崎・佐賀・熊本北部・大分西部を2日で回す短期周遊に向く。全九州版は鹿児島中央や熊本以南まで足を延ばす場合や、D&S列車を絡めつつ長距離移動が多い行程で費用対効果が高い。指定席利用やグリーン車は別料金のため、自由席での移動計画と混雑時間帯回避を前提にダイヤを引くとコスト最適化が進む。

細則で見落としがちな注意点

有効開始日の設定に制約があり、12月27日開始は除外期間にかかるため発売不可、3月31日開始も期間外にかかるため設定なしとされる。受取を行わず乗車した場合は別途運賃・料金が必要となるため、移動当日の駅到着時刻に受取時間を組み込むのが安全だ。携帯画面の予約表示は乗車資格にならない点も誤解が生じやすい。

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公式情報・予約

一次情報と予約は公式の案内ページで確認・実行するのが確実だ。発売・利用条件や適用範囲、変更・払いもどしの細則は運用上の差異が生じやすく、直前の見直しも想定されるため、購入前に公式の最新記載を必ず再確認すること。予約・決済・受取の導線もすべて公式エコシステム上で完結する。公式ページはこちら

まとめ

JQ CARDおでかけネットパスは、2日間で広域を効率的に巡る旅と相性が良い。北部九州に滞在する短期行程なら北部九州版、鹿児島方面まで足を延ばすなら全九州版が基本軸だ。購入・受取・変更・払いもどしの要件が明確に定義されているため、代表者のカード管理と日程確定度に応じた購入タイミングを最適化すべきだ。九州周遊の定番手段として計画に組み込む価値がある。

本記事は公式一次情報に基づき、Travelカテゴリの既定テンプレートと記事作成ルールに準拠して作成・再確認済みである。価格・運用は変更され得るため、購入前に必ず公式の最新情報を確認すること。

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