
宮崎交通が導入した「平日ひるぱす」は、平日10〜16時の時間帯に限って一般路線バスが乗り放題となるデジタル乗車券である。価格は700円、販売はジョルダン「乗換案内」アプリ経由のみの取扱いだ。対象と除外、年末年始の不可期間、遅延時の取り扱いまで、運賃実務に必要な情報を定量的に整理する。
この記事でわかること
- 対象となる路線・時間帯と除外条件
- 購入方法・支払い手段・払戻手数料
- 遅延時の取り扱い・実務上の注意点

「平日ひるぱす」の概要
本券は平日の10〜16時に運行する宮崎交通の一般路線バスが乗り放題となる1日フリー乗車券である。価格は1名700円。購入はジョルダン「乗換案内」アプリ限定で、クレジットカードや各種キャッシュレス決済に対応する。利用時は整理券を取り、降車時に運賃箱へ入れたうえで券面画面を乗務員へ提示する運用である。
主要スペック早見表
| 名称 | 平日ひるぱす |
|---|---|
| 価格 | 700円(1名/1日) |
| 利用可能時間 | 平日10:00〜16:00(降車は原則16:00まで) |
| 対象路線 | 宮崎交通の一般路線バス(臨時バスの一部含む) |
| 除外 | 県外にまたがる高速・特急、宮崎〜高千穂線、定期観光、コミュニティ、駐車場シャトル |
| 販売方法 | ジョルダン「乗換案内」アプリ |
| 支払方法 | クレジットカード等キャッシュレス |
| 払戻 | 未使用のみ可/手数料110円 |
| 年末年始 | 12/30〜1/3は利用不可(別券種の利用を推奨) |
購入から提示までの流れ
- ジョルダン「乗換案内」アプリを起動し[チケット]→「平日ひるぱす」を選択する。
- 案内に従って決済し、当日の利用開始時にチケット画面を開く。
- 乗車時は整理券を取り、降車は10〜16時の間に行い、整理券を運賃箱へ入れて画面提示する。
対象と除外の線引き
適用は「一般路線」に限定され、高速・特急、宮崎〜高千穂線、定期観光、コミュニティバスは対象外である。イベント向け臨時は停留所発着の路線扱い分のみ利用でき、駐車場⇄会場のシャトルは不可だ。対象判定は時刻表上の便属性と時刻区分で行われるため、乗車前に便種別を確認する必要がある。
時間帯ルールと遅延時の扱い
本券は「到着時刻が10〜16時の便」に限定され、降車は原則16:00までが条件である。遅延時はチケット画面が16:15まで表示され、当該表示での提示が認められる。万一16:15を過ぎても降車できないほどの大幅遅延では、当日限り有効の「使用済みチケット」表示での提示が許容される。
払戻と購入ミス時の対応
未使用であれば払戻可能で、手数料は110円である。まとめ買いの分割利用は不可であるが、同時乗車人数分の購入自体は可能だ。大量購入を誤った場合は一旦全て払戻し、必要数だけ買い直す運用となる。アカウントとメールアドレス登録は購入時に必須である。
どの程度で元が取れるか
価格は700円である。昼時間帯に複数回移動する場合や、中心部と郊外を往復する行程では費用対効果が高い。短距離区間1往復のみでは割高になり得るため、用務をまとめて回遊する、経由を増やして複数停留所を使い分けるなど、移動回数を確保できる日に向く。
実務上の注意点
降車時刻が条件である点が最大の落とし穴だ。16時直前の便では遅延余地を見込んで余裕を持つ。除外路線に無自覚で乗車すると別途運賃精算が必要になる。アプリは通信環境が弱いと画面提示に時間を要するため、事前に画面を開いておくと実務が安定する。
使いどころの具体例
平日昼の買い回り、役所・病院・金融機関の複数訪問、ランチ移動を含む市街地滞在など、移動回数が多い日程で力を発揮する。イベント臨時のうち停留所発着扱いの便でも適用可能であるため、会場間移動や物販巡回と組み合わせると効率が高い。
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公式情報
まとめ
「平日ひるぱす」は700円で平日10〜16時の一般路線を乗り放題化する昼間特化のフリー券である。対象と除外の線引き、降車時刻の制約、年末年始の不可期間、遅延時の扱い、払戻条件が明確で、回遊移動が多い日に費用対効果が高い。事前に便種別と時刻を確認すれば、無駄なく活用できる。
